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殺処分ゼロ?ドイツ動物愛護「動物の家(ティアハイム)」

   

ドイツには500を越える里親探しのための「動物の家(ティアハイム)」という動物シェルターがあり、犬猫に限らず、馬や鳥、豚、蛇など沢山の動物たちが新しい飼い主を待っています。滞在期限は無く、快適な暮らしの中で・・・。ドイツ動物愛護は素晴らしい!

こんな記事をフェイスブックやツイッターで感動話として目にされた方、多いのではないでしょうか。私も実は、最初は感動しました。

ドイツにおける動物シェルターはすべて民間のもので、遺産贈与、寄付、そしてボランティアで成立しているそうで、飼えなくなった動物や捨てられた動物を短い期間の保護の末に殺処分するという日本のシステムとは大違いです。という具合。

感動しつつ、一方で、本当に可能なのか、これで全てがうまくまわっているのかという疑問を持ちました。こういうときは、反対意見が無いか調べてみるに限ります。と言っても、ネットで探しただけの無精者ですが。

すぐに見つかります。たしかに日本とは大違いです。ドイツでは警察官に害獣としての犬を銃殺する権限があるという記載をいくつも見つけました。私は法律の原典をあたらずに本記事を書いているので、浅いものになってしまいますが、それらのページでは、そうした銃殺やティアハイムなどで安楽死させられる数を考えると、日本の殺処分数とさほど変わらないという話を多く目にしました。

私は個人的に動物が好きです。ですが、私が好きなのと同じくらい、嫌いな方がいてもおかしくありません。また、システムの一面だけを見て、礼賛していても仕方ありません。

動物シェルターに限って言えば、そしてそのシステム内だけで見れば、素晴らしいと思うことに変わりありません。

長い歴史を持つ動物保護団体の活動から派生した、大変厳しいドイツの動物保護法も素晴らしいと思います。例えば、税金ドイツでは、動物を飼うのに税金がかかります。市によって異なりますが、例えばある都市における犬の場合、一匹目は年間108ユーロ、二匹目からはさらに高くなるという具合です。責任を持って飼えない人がペットを安易な気持ちで入手することを抑制する効果が大きいですね。そしてもう一つ、ドイツのペットショップに対する規制は大変厳しく、ペットを飼いたい人は先述した「動物の家(ティアハイム)」で探すというフローが出来上がっていることも日本よりも優れている点だと思います。

ですが、ある一部分だけを見て感動して、日本はなんて酷いのだと嘆き、このシステムだけを取り入れようとシェアにシェアを重ねても、全貌を見なければ壁にぶち当たってしまうのではないかと危惧しています。

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